必須情報!太陽光発電とその価格

メーカー自らセールスも

 太陽光発電システムを提供しているメーカーは多くありますが、ほとんどが誰もが知っている有名な電機関係のメーカーです。
最近はメーカーの人間が直接動くことはなく販売代理店という位置づけの施工販売会社が営業、見積もりなどを行うのが普通のようです。
しかし初期の頃はメーカーの人間が直接、家庭に訪問して太陽光発電を紹介することもあったようです。

 Aさんは当時、特にエコロジーや省エネには興味を持っていませんでした。
そんな時に自宅に太陽光発電を勧める営業マンがやってきたのです。
通常であれば飛び込みセールスの話を聞く事はまずないのですが、その時は営業マンが某大手メーカーの社員であったため、ふと興味を持ったのです。
Aさんは太陽光温水器に関しては以前にセールスマンからパンフレットをもらったことがあるので、大まかには知っていました。
しかし太陽光発電が一般家庭において普及しつつあることは、まったく知りませんでした。

 メーカーの営業マンは、太陽光発電は太陽光温水器と違って実際に電気を売ることにより現金収入もあるのだと言います。
そしてメーカーが独自にテストしたデータを元に、毎月の節電量や売電金額から10年以内に導入費用を回収して、その後はプラスに転じるという説明を受けたのです。

 確かにメーカーの営業マンの説明通り、数字上は毎月の電気代が安くなった上に、いずれは儲けが出ると思えました。
そしてAさんは思いのほか、あっさりと契約をしてしまったのです。
契約はメーカーとではなく、メーカーが紹介してきた代理店と契約を結び設置工事の代理店が行うことになりました。
結局、Aさん宅では屋根の形状が特殊なこともあり400万円の導入費用がかかりました。

 しかし、当時の電力会社の過剰電力買い取り金額は現在の半額でしたし、メーカーの営業マンも代理店も国や自治体の補助金のことを教えてくれなかったために、始めから採算が取れないケースであったこと知ったのは10年を過ぎてからでした。
Aさんは故障による発電の停止があった際に修理代が高額なことに驚き、最終的には壊れたままシステムを放置することとなりました。
現在では施工販売代理店が相応の知識と経験を持っているケースが多いのでメーカーが直接ユーザー宅を訪問することはないようですが、初期の頃はメーカーも代理店も、ともかくシステムを販売したい、という意識が強かったのだろうと思われます。