必須情報!太陽光発電とその価格

地域差は考慮されるのか

 太陽光発電で誤解しがちなのは地域による発電量です。
太陽光発電というと太陽が強く照りつける南の地域の発電量が多く、涼しい北国では発電量が少ないイメージがあるのではないでしょうか。
確かに太陽光温水器などの太陽熱を利用する場合はそういったことになるのですが、太陽光発電には熱は関係ありません。
逆に太陽光電池モジュールが高温になることは望ましくなく、季節的には5月ころが最も発電量が多いとされています。
そして地域的には九州も北海道もほぼ同じ発電量が電力会社の記録で確認されています。

 それでは太陽光発電に地域差はないのでしょうか。
直接的には地形などの問題を別として、ないと言ってもかまわないだろうと思います。
しかし間接的にはやはり北と南ではかなり格差があると考えられます。

 太陽光発電は単なる発電量ですべてが決まるものではありません。
実施している家庭での節約など細やかな部分でかなり結果が違ってきます。
エネルギー開発というよりは光熱費対策という位置づけが正しいのかもしれません。
特に光熱費の熱の部分が今後は大切だといわれています。
しかしこの部分は日本の北と南を比べた場合にかなり違ってきます。
夏場の冷房使用率は全国であまり大きな差はないとされています。

 しかし暖房の使用率は北と南では相当な差があるのです。
現在、暖房の多くは灯油にたよっているケースが多いでしょう。
CO2削減の意味からも、この灯油を使用した暖房はいずれ電化されると言われています。
そして暖房も煮炊きも含めたすべてが電化された時点では、北国の家庭では始めから不利な条件で太陽光発電を導入することになります。
導入費のコスト回収に南の地域より長い期間がかかってしまいます。

 だからといって北国の地域を優遇する制度が設けられているわけではありません。
それどころか北海道と東北の一部を除いて、関東以南に比べると地方自治体の補助金制度がない場合が多いのが現状です。
こういった部分は太陽光発電を全国的に普及させるために改善が必要だと思われます。